徒然甘蕉

chebuwriterのブログ

「w」を使いたくない心情。

「w」。別名「草」。

笑っていることを意味する記号である。

調べてみると意外と起源は古く、1996年頃からあるらしい。

当初はネトゲ2ちゃんねるなどで普及し始めたが今では使わない若者の方が少ないだろう。

 

しかし私はどうも「w」を使うことに抵抗を感じてしまう。

「笑」を使うことには抵抗感がなく、むしろよく使う。

ラインなどで相手から使われる分には気にならないが自分が使うことはできない。

「w」と「笑」、何が違うのだろうか。

 

「w」にしても「笑」にしてもとても便利なものであることに違いない。

というのも人は人と直接会って話をする場合、言葉の中で相手の心情を判断する材料が非常に多い。

・言葉(言葉自体の意味や使い方など)

・喋り方(抑揚の付け方や声の大きさなど)

・表情や仕草

・会話の間

などである。

これが電話になると相手の表情、仕草が分からなくなるわけだが、LINEなどではどうか。

もし絵文字やスタンプが使えなければ、判断する材料は「言葉」だけである。

「言葉」のみで相手の心情を察することは非常に難しい。

私だけかもしれないが、絵文字やスタンプでは感情の振れ幅が大きすぎるように感じる。

その点「w」や「笑」はちょうど良い。

絵文字やスタンプがアクションやリアクションとするならば、「w」や「笑」は言葉の抑揚といったところだろうか。

語尾に何もない場合とある場合、印象はどう変わるのだろうか。

 

「どうでもいいわ」という言葉につけてみる。

 

①どうでもいいわ

②どうでもいいわw

③どうでもいいわ笑

 

どうだろうか。

人によって受けとり方が違うと思う。

私の場合は①は冷たい印象を受ける。

表情で言えば無表情であり、相手の気持ちを考えていない。会話を続けたくない印象である。

②はツッコミに近い印象でやや鋭い。

続く言葉としては「なに言うてんねんw」だろうか。エセ関西弁だが。

口に出すなら若干早口である。

③もツッコミだか柔らかい印象である。

言われた言葉につい笑ってしまった感じだ。

口に出すなら若干ゆっくりである。

 

②はツッコミで笑いを取り、③はボケで笑いを取りツッコミは添えるだけみたいな。

自分で言ってて分かりづらいが、

要は②は若干の煽りが入るかんじである。

 

これが私が「w」を使いづらい要因な気がする。

ツッコミは信頼関係によって成り立つものだと思う。信頼関係が無ければ相手をイラつかせてしまう難しいものだ。

直接会って話をする時でさえ難しいものなのに、相手の表情すら分からないのであれば尚更である。

相手を不快にさせたくない。その一心である。

だが逆に言えば、それは相手を信頼していない、相手の度量を小さくみてるとも言える。

これからは「w」を使おうと思う。

いっぱいつけちゃおうwwwwwwwwww

この記事を見た人は思うだろう。

 

どうでもいいわ

 

冷たい印象である。