進化しすぎてアホになる。
日々暮らしている。
暮らしの中で見慣れてきた、もしくは生まれた時からあることで当たり前になっていることも多いだろう。
私は今更ながら人工物にすごさを感じている。
この人工物というのはPCやスマホのようにあからさまなものではない。
例えば家とかだ。
自分の生涯が80年だとしよう。
何の知識や経験もない状態で投げ出されたとしたら80年あっても1人で家は建てられない。
建てるどころかドアノブひとつも作れない気がする。
道路とかどうなってんだと思う。
どんだけ続いてるんだよと。
当たり前のように車で道路を走っているが、こんな状況ありえないと感じる。
すごすぎて気持ち悪いくらいだ。
そんなことで驚く私を時代は置き去りにする。
自動車業界は100年に1度の変革期。
自動ブレーキ、自動運転の時代に突入している。
進化しすぎた未来を想像する。
色々なことが自動化され、働くことさえしなくてよくなった未来。
信じられないスピードで自動運転される車に乗っている私は口をあんぐりと開け、視線はどこも追っていない。
考えることをやめたアホ面でただ運ばれる。
そんな星新一の小説みたいな未来。
そんな未来も幸せなのかもしれない。